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2006年11月10日

(東村山駅西口再開発について)

東村山駅西口の再開発事業について、数人の方からメールで貴重なご意見を頂戴しましたので、私の考えを記させていただきます。西口再開発事業に対しては、賛成される方、反対される方、双方の皆様から活発な議論があります。

私自身は、西口再開発事業は、東村山市の未来にとって重要と考えております。

第一に、安全性の向上が挙げられます。現在、東村山駅西口は狭く雑駁で危険な場所となっています。私も西口をよく利用しますが、車が歩行者とすれすれのところを走り、また、対向車とすれ違うことが難しいほどです。西口再開発によって駅前および周辺の道路が拡張されれば、通行する歩行者、車双方にとって安全性の向上につながると考えております。防災の観点からも、駅周辺の狭い枝状の道が整備されれば、安全性の向上が図られます。

第二に、利便性の向上が挙げられます。現在駅前には、ロータリーと呼べるほどのロータリーがありません。そのため、送迎車の待機場所がありません。バスは方向転換機を使って向きを変える状況です。また、駅には市民の憩いのスペースなどもありません。駅前広場・ビルを含め、再開発が進めば、駅前にはロータリーが、ビル内には市民交流ゾーン・行政窓口などができ、利便性が向上すると考えられます。

第三に、東村山駅西口を基点とした多摩地域の活性化が挙げられます。東村山駅西口側には、都内唯一の国宝である「正福寺」、菖蒲で有名な北山公園、貴重な縄文遺跡を見ることのできる「下宅部遺跡」などがあります。また、うどんを中心とした食文化にも恵まれております。更に、西口方面からアクセス可能な東大和市には緑豊かな狭山丘陵地帯・多摩湖、武蔵村山市には野山北公園などがあります。東村山駅西口を起点・窓口として、広域的な地域活性化への道がひらけるものと考えます。

以上西口再開発が重要と考える主な理由をあげましたが、他方で、「100mの高層ビルはいらない」など反対意見も多く聞かれます。同様に、東村山市の財政状況にかかる懸念も指摘されています。納税者からすれば当然の懸念であり、貴重な意見だと思います。本当に新規事業を始める余力があるのか、市において十分な検証が必要であるのは言うまでもありません。

そこで、そもそも何故ビル建設が必要かといえば、駅前の多くの地権者の方々が駅前広場の建設には協力したいが、同時に駅前から他の場所へ移転されることには躊躇されているからと聞いています。長年慣れ親しんだ土地に対する愛着は誰しもが持つ自然の感情です。このため、他に移転することなく駅前の再開発ビルで営業や居住を継続できる今回の方式が採用されたものと理解しております。

また、今回の再開発事業にかかる費用について少し整理をすると、総額136億円のうち、税金による負担は92億円、更にそのうち44億円は国と都の負担です。したがって、全額が市の負担となるわけではなく、実際に市の負担となるのは48億円と説明されています。そして、この48億円の市の負担のうち高層ビル建設にかかる部分は5億円にとどまり、残りの大半は、電線の地中化や周辺道路の整備に使われる予定です。何故、高層ビル建設にかかる市の負担が5億円にとどまっているのかといえば、高層化によって確保できるマンション床を不動産業者に売却することで、事業費の一部を手当てすることができると説明されています。

こうした事実関係を整理したうえで、財政の問題については、後世に負担が残る重要な視点ですから、再開発事業によってもたらされる便益と費用負担の重さのバランスを慎重に判断する必要があります。市行政当局、市議会において既に検討・検証がなされてきたと理解していますが、引き続き、市民の皆様のご理解を得られるよう丁寧に説明していく必要があると思います。

西口再開発事業による安全性・利便性の向上を梃子に地域の活性化が図られ、それが東村山市および周辺地域、ひいては多摩地区全域の発展につながっていく必要があり、今後とも皆で知恵を出し合っていかなければなりません。

投稿者 kiharaseiji : 2006年11月10日 11:21

コメント

概要は理解できましたが、ビル建設費用の5億と代替居住地提供費とではどちらが経済的なのでしょうか?
また、東村山駅前の現状から言えば大踏切(所沢より)の複雑交差による事故多発の解消が優先されても良いのではないでしょうか?東西に掛かる道路整備が優先化とも思われますが、如何なものでしょうか?産業的のも開かれた東口のイメージと鎖された西口のイメージが払拭できるのでは期待しますが・・・。
良くある話なのかもかもしれませんが、駅前の地権者(会長&副会長)のみが優遇されるのは如何とも想像してしまいますが!※今後も貴重な情報的提供を宜しくお願いいたします。

投稿者 木村 和義 : 2007年02月14日 21:05

この問題については、どうやら
「そんな話俺は聞いてなかったぞ!」
という感情的な部分も大いにあるのかな?
という印象を受けます。
西口の開発を優先させるべきかどうか
異論はあるでしょうが、どこを先にやっても
結局、異論は避けられません。
大踏切の方が先なのかどうかという事も
大踏切を先にやってもらうと
私なんかは大変ありがたいですが、
全く関係のない、例えば青葉町の方などは
なんでそっちを先にやるのだ!と
お怒りになることでしょう。
そんな事で、どうせ異論が出てくるのは
仕方ないのですが、いかんせん
市はやり方が下手だったのでしょうね。
はじめからきちんと住民説明をしていれば、
こんなところまで言われなかったのでしょうね。
皆さん西口開発について基本的には決して
反対じゃないと思いますよ。

投稿者 諏訪町住民 : 2007年03月27日 17:35

貴重なご意見をありがとうございます。政策の優先順位付けというのは、常に難しい
課題です。おっしゃるとおり、何をやるにも異論が出るのは避けがたく、だからこそ
説明責任が求められるのだと思います。

進め方が悪かったかどうかについては、市役所・市議会の考え方もあるでしょうか
ら、私自身は何とも申し上げようがありません。ただ、公共事業に対する目が厳しく
なっている昨今、やはり丁寧かつタイムリーな説明、情報開示の徹底が求められるの
は言うまでもありません。

また、ご意見をお寄せいただければ幸いです。

木原誠二

投稿者 kiharaseiji : 2007年03月28日 14:15

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