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2006年11月12日
〈ある中学生の来訪〉
今日は一人の男子中学生さんが、地元東村山事務所まで訪ねてきてくれました。
先週、国会の事務所に一通の手紙が届きました。差出人はその中学生の少年。内容は、「憲法9条の改正について話を聞きたい。後で事務所に電話します」とのこと。数日後にかかってきた電話で相談をして、今日、東村山の事務所まで来てもらったわけです。1時間以上かけて話をしにきてくれた少年にまずはビックリ。そして、30分ぐらい、憲法改正についての質問に答えさせていただきました。もっと驚いたことは、よく勉強していること、そして考え方がしっかりしていること。彼の考えは、①日本は不戦を定めた憲法9条をしっかり堅持すべきである、②日本が軍隊を持てば、かえって相手が脅威を感じてしまい、攻撃される可能性が高まる、③したがって、日本は自衛隊そのものも廃止すべきである、ということと要約できると思います。
少年は、自分の考えの具体例として、北朝鮮問題についても語ってくれました。「北朝鮮が万が一日本を核攻撃などしようものなら、世界中から即座に攻撃を受けて体制が維持できなくなってしまうことは金総書記もわかっているはずで、北朝鮮が日本を攻撃するなどありえない。だから、自衛隊を持つ必要はないし、持っている方が危険」と説明してくれました。私は彼の考えとは正反対ですが、しかし、中学生にして、そこまで真剣に考えている少年がいることに正直感激しました。まだまだ我が国も捨てたもんじゃない。
憲法に9条に関する質問への回答とは別に、私なりにお話させていただいたことは、現実の厳しさです。例えば、アフリカの自然界はもとより、動物園に行っても、ウサギや羊もいるけどライオンやトラもいます。動物園がウサギや羊やシカだけなんてことは普通考えられません。国際社会も同様で、ウサギや羊もいれば、米国や中国のようなライオンもいるわけです。今は日本も米国というライオンの陰に身を潜めて、他のライオンやトラから身を守っています。しかし、何時でも、どんな時でも、どんな状況でも、この米国というライオンが日本という羊を守ってくれるかどうかは分からないわけです。ライオンだって疲れるときがあるし、眠ってしまうときもある、傷ついているときもあります。1%の可能性でも米国というライオンが機能しない事態が考えられるのであれば、自分の身は自分で守る努力もしておかなければなりません。また、ライオンも自らのことを守る意思も能力もない羊を守るよりも、多少なりとも意思や能力をもった羊を守る方が守りやすいということもあるのではないでしょうか。そんな、お話をさせていただきました。
それにしても、中学生の少年が、日本の安全・平和ということについて一生懸命学ぶ姿勢に一日感動し通しでした。
投稿者 kiharaseiji : 2006年11月12日 19:42