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2007年05月28日
〈年金記録漏れ〉
週末は、清瀬青年会議所が主催する「わんぱく相撲・清瀬場所」や各地で開催された「さつき祭り」、東村山市の空堀川の「川祭り」など、各地の行事に参加をさせていただきました。
空けて月曜日、今朝、朝刊に目を通すと、安倍内閣支持率急落の記事。予想していたとはいえ、正直動揺します。支持率急落の要因は、第一に繰り返される官製談合事件、第二に未統合となっている年金の問題、であろうと思います。このうち、年金の問題は、私自身も所属する厚生労働委員会で、先週金曜日に政府・与党案、つまり、社会保険庁を廃止して非公務員型の法人を設立する案ですが、この案が可決されました。
法案の審議の過程で明らかとなったのが、年金の記録漏れ・支給漏れの問題。97年に国民お一人お一人に基礎年金番号を新たに割り当てた際、それまでは国民年金と厚生年金の加入者それぞれに年番号が付与されており、複数の年金番号を持つ方もいらっしゃったわけですが、転職や転居、結婚などによる姓の変更などを捕捉しきれずに、統合が十分にできなかったのが基本的な要因であります。
年金制度は、支払った保険料に応じて給付を受ける制度である以上、保険料の支払いが記録されていないというのは、致命的なミスと言わざるを得ません。残念ながら社会保険庁は、統合の際のコンピューターへの入力をアルバイトに任せていたり、氏名の読み方なども十分にチェックしていなかったことが明らかになっています。もちろん、市町村から社会保険庁に書類が送付されなかったり、企業・事務所から申し出がなされていなかったケースなど、必ずしも社会保険庁の責任を問えない事例もあります。
しかし、はっきりしていることは、加入者・国民の側には責任はないわけですから、真面目に保険料を支払った方々に迷惑が及ばないよう、政府・与党としても、適切に対応しなければなりません。
そもそも、制度改正に伴う統合作業によって混乱が生じることは当然に予想できたはずで、10年前の1997年の時点で、リスク・シナリオをたてて、加入者へ領収書保管をお願いするなどの対策をとっておくべきだったわけですが、今となっては後の祭りといえます。
最悪の事態を想定しておくという民間あるいは国際的には当たり前のことが、社会保険庁ではなされていなかったということです。やはり、社会保険庁は解体して非公務員型の新たな法人に衣替えするしかないと思います。同時に、支給不足がどの程度あるのか早急に調査をし、支給不足の方には、時効にかかわらず支払いをしなければなりません。今国会に救済法案を提出することで安倍総理の指示が出ておりますので、しっかり取り組んでいきたいと思います。
それにしても、政府・与党の対応が後手後手に回ったことは素直にお詫びをしなければならないと思います。
このブログを書いている途中、松岡農林水産大臣の自殺の報に接しました。都市農業の活性化に取り組む若手議員の活動にも理解を示していただき、ご支援いただいておりましたし、今後のWTO交渉などでも指導力が期待されていただけに、大変残念な思いです。心よりご冥福をお祈りいたします。
投稿者 kiharaseiji : 2007年05月28日 13:15