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2007年09月10日
〈国会初日〉
臨時国会がスタートしました。午後1時には天皇陛下をお迎えしての開会式、そして2時からは総理の所信表明演説。
それにしても、この国会は、衆・参両院で多数を握る政党が異なるという、異例の国会。いわば異なる民意が2つ存在するという稀な事態。一つの民意は2年前の郵政選挙のもとで自民・公明の与党を支持した民意、もう一つの民意は先の参議院選挙で野党を支持した民意。
困ったことに、日本の場合、衆議院と参議院で権限に大きな違いがないために、この二つの民意がガチンコでぶつかり合うことになります。「異例」と書きましたが、ちょっと言い過ぎかもしれなくて、もちろん憲法上はこの二つの異なる民意を調整するための措置として両院協議会が置かれ、3分の2以上の多数決による再議決の制度もあるわけです。しかし、異なる民意の調整は、相当に難しく、当分、政治の停滞を招く恐れもあります。少なくとも、我が国のように議員内閣制をとっている国で、我が国のような権限がほぼ同じの二院制をとっている国は少なく、今後時間をかけて二院制のあり方そのものも検討していく必要があるように思います。
しかし、長期的にはそういうことですが、短期的には、民意が厳然と二つ存在しているわけですから、二つの民意を勘案して政策展開をしていかなければなりません。その場合、先ずは直近の・最新の民意を大切にすることが重要であり、改革路線を前提にしながらも、改革路線の影で置き去りにしてしまったかもしれない各種の問題に、今国会ではしっかりと取り組まなければいけない、そんな決意を新たにした国会初日です。
投稿者 kiharaseiji : 2007年09月10日 18:17