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2007年09月23日

〈いよいよ総裁選挙〉

いよいよ総裁選。投票は、14:00から自民党本部で行われます。

これまでの間、麻生、福田両候補の訴え・主張を多くの場面で聞く機会に恵まれました。

その結果、私は誰に投票するのか。福田候補に投票をさせていただきます。理由は以下のとおり、大きく言って2つ。

その前に、一言皆様にお詫びしなければなりません。安倍総理の突然の辞任会見の際にも書かせていただきましたが、国会開会中の総裁選挙という事態になったこと、心からお詫びいたします。


さて、第一に、今の日本に必要なリーダー像は、どのようなものかという視点です。小泉前首相・安倍首相と続いた強烈な個性と強いリーダーシップ、思想や理念を前面に掲げて国民をひっぱっていくリーダーシップ。その二人を経て、今度は、福田候補のような、少し落ち着いた、目の前の課題を一つ一つコツコツと解決していく、実務型のリーダーシップが必要とされているのではないでしょうか。野球でも、長打を必要とする場合もあれば、バントなどの犠打を必要とする場合もあります。今の自民党には、犠打をコツコツ積み重ねる努力・戦略が必要ではないでしょうか。長島監督よりも野村監督が必要な場面だとも言えます。


第二に、政策面では、構造改革路線を堅持しながら、他方で、構造改革路線がもたらした歪みを修正する政策が打ち出されているかという視点。この点、福田候補は、財政再建・構造改革路線の堅持を明確にしてくれましたし、医療・介護をはじめとする社会保障政策、中小企業政策の面で、福田候補には具体策があるように思われます。ただし、歪みの象徴とも言える地方再生については、まだまだ具体策が乏しい印象もあります。この点は、今後の大きな課題です。


英国では、サッチャー改革が大成功しました。しかし、その一方で大きな歪みも生んでしまった。そのサッチャー首相を受けて、サッチャー改革の思想を堅持しながら、その歪みを修正するブレア首相が誕生しました。そして、医療政策、労働政策、教育政策に、コツコツと一つずつ取り組んできました。今の我々に必要なのは、そのようなリーダーシップ像の転換であると思います。しばらくジックリ・コツコツ進む時間を経て、その後には、また強烈な個性と強いリーダーシップを持つ方を総理として選ばなければいけませんし、選べばいいのではないでしょうか。


福田候補について、幾つかの懸念の声が挙げられています。

第一に、靖国参拝について。私自身、遺族の一人として、毎年、靖国神社を参拝し、英霊の御魂に尊崇の念を閉めさせていただいております。「靖国で会おう」と散った先達の思いを大切にしなければなりません。本来であれば、総理も靖国に参拝していただきたい。ところが、あの小泉総理も毎年の参拝はかなわなかったし、安倍総理もあいまい路線をとらざるを得なかった。総理ともなれば、個人的思いとは別の高次の判断が必要となる、このことは理解しなければなりません。しかし、靖国神社に代わる新たな追悼施設については反対せざるを得ません。幸い、福田候補も靖国神社に代わる新たな追悼施設について現時点では考えていないとの立場を明らかにしています。現時点ではこの言葉を信じたいと思います。


第二に、拉致問題。拉致被害者の皆様が帰国されて以来5年、残念ながら進展が見られません。福田候補は、派手ではないが、着実にポイントを稼ぐ外交ができる人物。拉致された皆様がどんどん高齢になっていることを考えると、今必要なのは、冷静に着実な前進・成果を挙げられる手腕ではないでしょうか。そのためには、米国だけではなく、中国もロシアも、協力をしてもらわねばなりません。福田候補の米国のみならず中国・ロシアとの太いパイプに期待したいと思います。

投稿者 kiharaseiji : 2007年09月23日 08:18

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