« 〈厳しい景気状況〉 | メイン | 〈モンゴル外務大臣との朝食会・消費者問題・年金問題〉 »

2008年02月29日

〈2008年度予算・衆議院通過〉

本日(2月29日)夜10時過ぎ、2008年度予算が衆議院本会議を通過しました。予算は衆議院で可決されてから30日たてば、参議院の可決がなくても自然成立することが憲法で定められています。これで、2008年度予算は年度内に成立することが確実になりました。サブプライムローン問題による世界的株安、原油高・資源高に伴う世界経済の減速などに影響を受ける日本経済の先行きを考えると、予算を年度内に成立させて、4月からしっかりと執行できるようにすることは、とても重要です。本日の予算衆議院通過は日本経済にとってよい影響をもたらすと思います。これから予算と税制関連法案は参議院で議論が進むわけです。最大の争点となっている道路特定財源については、1)一般財源化する部分をどのように増やしていくか、2)中期計画の10年という期間が長すぎないか、3)59兆円という中期計画の規模が過大ではないか、など論点は明らかになっています。しっかり議論していきたいと思います。


ところで、民主党は本日の衆議院本会議採決を欠席しました。議員の最大の務めである本会議出席を拒否したのです。大変残念なことです。他方で、民主党は、最大の争点となっている道路特定財源についての対案を、同日このギリギリのタイミングになって衆議院でなく参議院に提出しました。もっと早く2月初旬・中旬に対案を衆議院に提出していたならともかく、2月末のギリギリになって漸く対案を提出し、しかも衆議院ではなく参議院に提出したのでは、民主党はそもそも衆議院での議論を望まなかったと言われても仕方ないでしょう。にもかかわらず、一方では大切な衆議院本会議採決を欠席する。何とも矛盾しています。表向き、民主党は、自らも受け入れた1月の衆参両議長の斡旋にある「徹底審議」が尽くされていないということを理由にしているようです。しかし、衆参両議長の斡旋は、「予算案と歳入法案について年度内に一定の結論を得る」ことを求めています。「年度内に一定の結論を得る」ためには、衆議院だけでは不十分であり、参議院での審議が不可欠です。そのことを考えれば、2月末の採決は当然です。民主主義は一定の結論を得るためにあります。いつまでもズルズルと議論をしているわけにはいきません。


そもそも、予算委員会での質疑時間は昨年を大幅に上回り、例年よりも多くなっています。予算委員会では初めての地方公聴会も開催されています。税制関連法案の審議時間も例年を上回っています。もちろん、イージス艦衝突事故などの徹底的な審議をしなければなりませんが、これは予算そのものと直接に関係するものではありません。予算委員会ではなく安全保障委員会などでも徹底審議は可能です。
予算を人質にとって戦略にばかり走るやり方にはやはり納得いきません。

投稿者 kiharaseiji : 2008年02月29日 23:55

コメント

コメントしてください




保存しますか?