« 〈自宅で一人鍋〉 | メイン | 〈もろもろ〉 »

2008年02月11日

〈サブプライムローン問題 ~ G7閉幕〉

東京で開催されていたG7(先進7カ国財務大臣・中央銀行総裁会議)が終了しました。主要テーマはサブプライムローン問題。

そこで、サブプライムローン問題って結局何なのと考えると、要するに不動産バブルの崩壊ってことですね。日本のバブル崩壊と一緒です。ただ、日本より深刻なのは、米国には世界中から資金が流入していただけに、サブプライムローン問題は規模も影響もはるかに大きいってことです。かつては、日本の余剰資金(貯蓄超過分)が資金不足(投資・消費超過)の米国に流れ込むだけでしたが、近年は、中国など新興アジアやオイルマネーが大量に米国に流れ込んでいるわけです。こうした世界中の余剰資金によって作られた米国のバブルが崩壊したわけですから、根は深いといえます。

ただし、当時の日本の状況と比べると、米国は利下げ余地が十分にありますから、米国は、これまでのところ、第一段階の流動性危機を機動的な金融緩和によって逃れています。また、バブル崩壊からの脱却の日本の経験も米国はよく学んでいますから、既に米国の金融機関は資本増強を積極的に進めています。中国やアラブの政府系ファンドからも受け入れているわけですから、そのスピード感・決意は当時の日本より格段にしっかりしたものがあります。とりあえず、これまでのところ、対応策は適切にとられているように思います。問題があるとすれば、金融機関の損失額がなかなか確定しないこと。損失額を早めに確定することで、市場に安心感を与えることが必要です。

そして、本当の問題はこれからです。資本を毀損された米国の金融機関が貸し渋りを開始すると、米国の実体経済が急速に下降局面に入る可能性があります。金融緩和を継続していくと同時に、金融機関の貸し出し態度に対して米政府がしっかりと指導をしていくことが大切と思われます。場合によっては、政府系金融を大幅に拡充することも必要になるでしょう。

しかし、いずれにしても、米国は日本の経験を十二分に研究しているはずです。日本が10年以上かかったことを米国は1~2年で矢継ぎ早に実施してくるはずです。そういう国です、米国は。逆に、我が日本は、今を一つの好機ととらえて、米国(外需)に頼らない内需主導の経済の確率に向けて知恵をしぼるときです。渡辺喜美大臣を囲んで改革志向の1年生議員10人で行っている私的勉強会の場などを通じて、政策提言をしていきたいと思います。

 

投稿者 kiharaseiji : 2008年02月11日 09:34

コメント

コメントしてください




保存しますか?