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2009.09.25

自民党総裁選挙

 自民党総裁選、あまり盛り上がっていないようです。

 かつてのように、自民党総裁が総理になるわけではありませんから、当然といえば当然ですが・・・。

 それでも、自民党が健全野党として民主党とは異なる軸をしっかりと打ち立てられるか、重要なワンステップであることは間違いないと思います。

 私は一党員として、河野太郎さんに一票を投じようと思います。

 これからの自民党は、野党として小沢民主党と政策論争を展開していかなければなりません。論戦に強く、突破力がある河野さんに、期待したいと思います。

 また、民主党は、国民の皆さんに税金を一律に分配する政策に重点を置いています。しかし、資源が乏しい日本が、これから更に激しくなる国際経済競争の中で、豊かさを保っていくには、やはり経済のパイ自体を大きくする健全な成長戦略が不可欠です。そういう成長戦略を一番明確に示しているのは、河野太郎さんのように思います。 


 同時に、河野太郎さんに総裁になってもらうことで、世代交代も進めてもらいたいと願っています。

 ブログのコメントの中に、世代交代ばかりとのご指摘もいただきました。全くご指摘のとおりで、世代交代だけで何かが変わるわけではありませんし、世代交代が唯一の方法でもありません。むしろ、危機時こそ、過去の経験から学ぶことも大切です。

 しかし、どんな組織でも、失敗があったときに、世代交代、人心一新を一度は検討するのが、常道のように思います。

 

 とりわけ、政治の世界は放っておくと世代交代が進まない世界です。小沢一郎さんが自民党幹事長だったのは1989年、あれからもう20年たっています。森喜郎さんが幹事長だったのは1993年、あれからもう16年。20年近く、トッププレーヤーが変わらないというのは、どうなのかなと感じます。サッチャーさんやブッシュパパやミッテランさんがまだ活躍しているようなもので、やはり違和感があります。

 もちろん、それだけ若手がだらしないということも言えます。だからこそ、河野太郎さんには、頑張っていただきたいなと思っています。そして、総裁にたどりついたら、先輩方の経験も取り上げる度量を見せてもらいたいなと・・・。

 さて、テレビの取材の中で、秘書団に発した言葉でお叱りをいただきました。

 自慢することではありませんが、私の事務所は資金的にあまり余裕がありませんでした、というよりもカツカツの状態でしたので、秘書の皆さんには、とりわけ若い秘書さんには、それこそ最低賃金ギリギリで朝から晩まで仕事をしていただきました。その若い秘書さんたちに私が常日頃言っていたことは、2回、3回と当選していけば、私の政治信条や政治姿勢に共鳴していただける方も増えて、個人献金も増えていくと思う、そうなれば将来給料を上げることも可能になるから、一緒に頑張ろう、ということでした。

 しかし、落選という結果で、秘書の皆さんにもう少しよい給料を支払うことはかないませんでした。というよりも、秘書団を維持すること自体が困難になってしまいました。

ちょっとでも給料を上げて、少しでも楽な思いをさせてあげられなかったのは、事務所の責任者として申し訳なかったなと、そんな思いでした。

 いずれにしても、不用意な発言でご不快な思いをさせてしまったことには、お詫びいたします。

 民主党政権、順調な滑り出しのようです。だからこそ、なおさら、自民党もしっかりとした総裁選を戦っていかねばと、在野から想いを強くしております。

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