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2010.06.11

亀井大臣辞任 ~ 何も変わってないじゃない

今、テレビのスィッチを入れたら、亀井金融・郵政相が大臣を辞任されたそうです。
うーん、ちょっと待ってよ・・・。代表が大臣を辞任したのに国民新党は何で連立政権に残るんでしょう。何とも分かりにくいですね。
それ以上に変なのは、亀井大臣辞任の理由となった民主党の決定。
つまり、参議院選挙を7月11日に実施するために、国会を早急に閉じようという民主党の態度。
菅総理が正式に誕生したのは6月8日、その菅総理が国会で施政方針演説を行うのはようやく本日。それを受けて、来週には各党による代表質問が行われるわけですが、国会の慣例というか議会の常道からいうと、当然、総理に対する代表質問だけではなく、各大臣の所信聴取と各大臣に対する質問も行われなければなりません。
何故ならば、菅政権がこれからどういうことをしようとしているか、どういう性格の内閣か、質疑を通じて明らかにする、国会には責務と権限があるからです。
国会最終盤になって総理・内閣が変わるというのは、あくまでも民主党の事情。その総理及び内閣が、国会でほとんど何も説明せずに選挙に逃げ込もうというのは、何ともいただけません。
しかも、その理由は、ただ一つ。支持率が高いうちに参議院選挙に突入して勝とうということだけ・・・。
結局、何も変わってないじゃない。
小沢一郎さんが国民から強い批判を受けたのは、①政治とカネの問題、②選挙至上主義、によるものです。ところが、脱小沢といいながら、やっていることは、選挙至上主義そのものです。
もっとけしからんのは、国会を延長しないで選挙に突入する理由を、「野党の反対などで国会延長をしても十分な審議時間を確保できないから」と野党のせいにしていること。
鳩山前総理も辞任を全て人のせいにしていましたが、民主党っていうところは、何でも他人のせいにしたがる政党のようです。
どう考えても野党のせいなどではありませんね・・・。そもそもの原因は、繰り返しになりますが、国会最終盤で総理をすげかえたこと、そして、法案審議よりも選挙を優先したことにあるのですから・・・。
でも、決まったことです。参議院選挙までまで1か月ありますから、何としても自民党の勝利を目指して、今日も地元を歩いて全力投球します。

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