2011.07.13
7月9、10の両日、地元東村山市の八坂神社の例大祭が終わりました。
毎年どちらか一日は雨に見舞われるのですが、例年より早い梅雨明けと重なり、今年は二日間ともに快晴。神輿渡御も盛大に行われ、私も肩を入れさせてもらいました。
東日本大震災の影響で開催が危ぶまれましたが、崇敬会役員の皆さんの「例年どおり実行して、東北地方に元気を届ける」との熱い想い、それを全面的に支援した地元警察署はじめ関係者のご理解に感謝です。
土地・地域をつかさどる氏神様のお祭りによって、どれほど地元がまとまることか。八坂神社は、正福寺の守護神として「牛頭天王様」が奉られた歴史から、お社が府中街道沿いに移った現在も、神輿は正福寺横の仮所から出発します。お祭りに触れることで、こうした地元の歴史・伝統も確認することもできます。
そして、今回は、被災地へ祈りを届けることもできたのではないかと思います。私は、両陛下が被災地にお見舞いにお出ましになられた際、皇后陛下が被災者の方に、「お祈りが足りなくて、ごめんなさい」とのご趣旨を述べられたのが、今でも忘れられません。
日本人は、陛下を中心に「祈り」の文化の中にいるのだ、と心に刻んだ場面でした。
しかし、被災地では、祈りの文化を体現し、地域共同体の象徴の一つであるお社の多くが被災したままです。3月末、5月連休中の二回被災地を訪れましたが、福島県相馬市の海外沿いで遺体捜索に参加しているとき、ふと目線をあげた先にポツリと残っていた鳥居が脳裏に焼き付いています。
落選中とはいえ政治に携わるものとして、遅々として進まない復旧・復興に申し訳なく思う日々です。今大切なことは、スピード感を持って、地域、被災地に寄り添うこと。
そのために、第一に、被災地の復旧について政治が大同団結すること。
第二に、長年「地域・中小零細企業購入法」として提唱してきたことですが、地域の仕事は地域に。ガレキ撤去もプレハブ建設もできる限り地元に仕事を出すことです。
第三に、復興構想会議なるものが仰々しい計画を作ったり、まして増税を提案するのではなく、地域の将来は地域で決定し、国はそのお手伝いに徹すること。
第四に、原発事故に苦しむ同胞を想い、自然と共生してきた日本人の歴史を顧み、自然エネルギーの活用へ大きな一歩を踏み出すこと。
いずれにしても、できない言い訳ばかりを考えるのではなく、小さくとも出来ることに一人一人が一生懸命汗をかく、八坂神社のお祭りで再確認したことでした。
そして、先ず我々にできることとして、来週18、19日と再び被災地へ地元市議会議員仲間とともに出かけてきます。今回は、文房具や学童本、マンガ、お菓子などをもって、子どもたちに元気ををテーマに出かけてきます。子どもの笑顔ほど元気をくれるものはありませんから!
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策