2008.10.07
昨日、今日と平成20年度補正予算を審議するための予算委員会に出席。麻生総理の答弁は終始落ち着いた内容であったように思います。他方で、民主党の菅さんからは、20兆円を超えるバラマキ政策の財源らしきものが示されましたが、その中には、政府保有資産の売却益や特別会計の積立金の活用などが盛り込まれていました。
これらは、一回使ってしまったら二度とは使えないものであり、毎年毎年必要となる20兆円を超える恒久的措置の財源とはなりえないのは明白です。また、特別会計の運用益も財源に入れられていましたが、運用益はプラスになる年もあればマイナスになる年もあるわけで、これも恒久措置の財源足り得ないのは、誰が考えても分かることです。こんな「まやかし」を格式ある予算委員会の場で提出するというのは、何とも残念なことです。
それにしても、厚生労働省による年金記録の改竄、汚染米についての農水省のずさん極まりない対応、日本が誇ってきた官僚組織の制度疲労が、予算委員会の質疑で明らかとなりました。渡辺喜美元大臣が立案した公務員制度改革を早急に完成しなければいけないと、改めて感じた二日間でした。
過去のブログ
木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策