2009.01.06
すみません、派遣村には出かけていません。テレビの映像で確かめただけで・・・。
ですから、偉そうなことを言ってはいけないのかもしれませんが、人にとって、衣食住が満たされていない、とりわけ「仕事がない」ということは、本当につらいことだと思います。
昔、高田馬場に住んでいました、新大久保と高田馬場のちょうど中間あたりの公園で、失業者の皆様に週末になると食事を提供する活動を、よく目の当たりにしました。子供ながらに、つらいことだなと思っていましたし、また、1980年代初頭のヨーロッパに暮らして、失業者が街中にあふれる光景も目の当たりにしてきました。ヨーロッパと比べて、日本はいいところだなと、幼いながらも思ったことを覚えています。
で、この状況をどう打開するのか・・・。企業が、それも著名な大企業が従業員を自由勝手に解雇することはけしからん、私も思います。企業には社会的責任があるはずで、こういう苦しいときだからこそ、その責任を果たしてもらいたいと思います。株主には配当を従来どおり払い続けるのに、従業員は解雇する、この矛盾にも思いがあります。
ただ、どこまでいっても、企業は利益を追求する営利組織。この不況期に、「企業よ社会的責任を果たせ」と思いは持っても、結果的には無理な相談なのかもしれません。
だからこそ、国の責任でセーフティーネットをはること、そのセーフティーネットは、住居の確保であり、失業給付であり、職の提供であり、職業訓練であり・・・。平時のセーフティーネットだけでは十分でないことが明らかである以上、有事におけるセーフティーネットの積み増しが必要です。
第二次補正予算には、住居確保のための予算も、失業給付の弾力化のための予算も、職業訓練のための予算も、すべてが含まれていて、まさに有事におけるセーフティーネットの拡充を内容にしています。
何としても、補正予算だけは早急に成立させたいと思います。
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策