2009.01.23
オバマ大統領の就任から3日目。いや~かっこいいな~。
私が英国大蔵省勤務時代に仕えた当時のブレア首相も40代、現在のブラウン首相も50代、やっぱり若いリーダーが必要です。
さて、オバマ大統領になって、日米関係はどのように変化していくか。当初、オバマ大統領は親中ではないかなどの憶測もありましたが、必ずしもそういうわけでもなさそうです。
留学時代の米国の友人や英国のシンクタンクの友人に話を聞くと、とにかく、現実主義者で戦略家だという話を聞きます。つまり、今の米国の力を冷静に、かつ徹底的に分析しているというのです。
だから、ブッシュ前大統領のような「俺が俺が米国」ではなく、「皆で皆で米国」になると・・・。
俺が俺がというだけの余力が当面ないので、「皆で皆で」と声をかけてくる。だからといって、「もう力がないので」、「皆さん、どうぞやってください」とリーダーの座を譲る気なんてさらさらない。
結果的に、同盟国に対して、ブッシュ時代以上に応分の負担を求める方向になるだろう、というのです。「応分の負担」、難しい問題です。
我が国にとっても、アジアの安定に米国の存在が不可欠である以上、「応分の負担」の問題は、大きな政治上の課題・重荷となってきます。
では、課題・重荷を背負いこむ前になすべきことは何か。先手必勝でオバマ大統領に、日本としての課題・期待を明確に示すことです。
日本として、米国に対する期待・宿題は何か。第一は北朝鮮問題への協力、第二は京都議定書後の地球環境問題への米国の貢献、第三はドル安定のため米国型大量消費社会の是正、です。
できる限り早期に、日米首脳会談をセットして、これらの点を求めるべきと思います。
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策