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2009.01.29

天下り、人事院②

 ちょっとブログ更新が滞ってしまいました。

 

 人事院の話や天下りの話について、多数のコメントをいただきました。ありがとうございました。

 全ておっしゃるとおりで、本当に実力があれば、官民平等に、第二の人生を過ごせばいいのだと思います。それを、天下りや渡りという形をとるからいけない。ここは、何としても根絶しないといけない。

 

 一つご指摘いただいた点で、人事院総裁が全て元役人だったと書きましたが、ご指摘いただいたとおり、初代はんこ総裁は元役人ではありませんでした。お詫びして訂正させていただきます。

 ただ、その後の歴代総裁は、全て元役人で、しかも現総裁は、渡りを行ったのちに総裁に就任されているようです。やはり、これでは、公正・中立とは言えないと思います。

 

 なお、イギリスの公務委員会(Civil Service Commission)についてご指摘もいただきました。ご指摘いただいたとおりで、英国の公務委員会は一括採用や研修を実施しております。他方で、各省独自の採用試験も許されています。私が英国大蔵省に勤務した2年間でも、英国大蔵省単独での大卒選抜試験が年に数回行われていました。これは、コモンローの国、英国らしいところかもしれませんが、英国では、役人や官僚というものが特殊な立場としてとらえられていないように思います。したがって、従来、公務員法というものも存在しませんでしたし、「公務員」の定義や法律的位置づけもなされていなかったわけです。

 したがって、英国の公務委員会と日本の人事院とは根本的に異なっているといえます。

 英国では、役人が民間と異なる点はただ一つ、契約の相手方が国王(国家)であるというだけで、あとは、基本的に、役人であるということについて、特段の意義はないようです。ここらへんが、日本とは大きく違うように感じます。日本だって、そうすればいいんです。別に公務員が法的に、あるいは制度的に特別な存在でなくても、志ある有為な人材は集まってきますし、いい仕事さえしていれば、国民は尊敬してくれるはずですから・・・。

 

 これから、昨日の総理の施政方針演説に対する代表質問が行われますので、そちらに行きます。

 

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