自由民主党・衆議院議員
木原誠二

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ブログ

2009.02.13

小泉改革と療養病床削減

 明日土曜日の11時25分から、東医健保会館で開催される、東京都療養型病院研究会のシンポジウムにパネリストとして参加させていただきます。 

 2005年末、約 38万床の療養病床を2012年までに15万床まで削減するとの計画が、突然、厚生労働省から提示されました。提示された段階から、一貫して、再三にわたり削減反対を表明してきました。与党議員の立場ではありましたが、国会の厚生労働委員会の質疑でも、懸念を表明してきました。

 削減を強行すれば、確実に介護・医療難民が発生するからです。

 

 当初は、香川の木村義雄議員や、北海道の飯島ゆかり議員らを中心に、自民党有志議員5~6人で削減反対の勉強会を開始しましたが、現在では、療養病床を考える国会議員の会として100人近い議員が賛同をしていただいています。

 昨日、小泉元総理が、メガトン級の爆弾を投下されました。昨日のメールでも書いたとおり、麻生総理の迷走ぶりを見れば、当然のことです。

 他方で、小泉政権下で医療・介護の現場が疲弊してきたことも確かです。療養病床の削減問題は、その象徴ともいえます。

 今、必要なことは、小泉構造改革の理念・成果・果実はしっかりと享受しつつ、是正すべき点を丁寧に是正していくことであろうとい思います。