自由民主党・衆議院議員
木原 誠二

　　東国原知事と古賀選挙対策委員長が会談したこと、またその内容が、引き続き様々に話題になっています。

　「自民党もなめられたものだ」など、色々と意見はあるようですが、国政参加に夢をもっている有力な地方議員や首長がいるのであれば、党として一緒に戦うことを呼びかけること自体は、基本的に問題はないのではないでしょうか。

　ただし、真意はともかくとして、「自分を総裁候補にすることが条件だ」とおっしゃったのだとすれば、それなりに覚悟をもっておっしゃったのでしょうから、先ずは、総裁候補になって、日本の国を地域をどのようにしたいと思っているのか、我々もしっかりと見定めさせてもらう必要があるように思います。

　その結果、中味がないようであれば、やっぱり「なめられた」ということですし、素晴らしいビジョンであれば、自民党で一緒にやればいいのではないでしょうか。もちろん、いきなり総裁候補とはいきません。そもそも、総裁候補になるには、国会議員でないといけないわけですし・・・。

　ちなみに、「先ずは一回生議員として研鑽を進めていくべきだ」という意見もありますが、私は、そろそろ、日本の政治も大統領型になっていく必要があると思いますので、その意見には必ずしも賛成ではありません。各地の知事や政令市長が注目を集めているのも、国民が、大統領型あるいは首相公選型のリーダーを望んでいることの現れと思いますので・・・

　とまあ、一度、東国原知事の真意なりを聞くような機会を持ちたいと思います。