2009.10.08
恐ろしいぐらいの強風でしたが、台風も通り過ぎました。
今は、素晴らしい青空が広がっています。これから、せいじ便りの配布に出かけてきます。
政府が補正予算の執行停止で2兆5000億円を確保しました。
マニフェストで国民に約束した政策を実行するための財源を確保するためですので、先ずはよかったなと思います。
一方で、2兆5000億円分、予定されていた事業や施策が中止されることになります。その中には、国立マンガ喫茶といわれた事業のように、無駄だから停止されたものもありますが、全てが無駄なものだから執行が停止されたわけでないということには注意が必要です。
あくまでも、マニフェストで約束した政策を実現するための財源確保として、執行を停止できるものは停止するという判断がされたわけです。マニフェストの政策は国民に約束したものですから、これはこれでいいと思います。
しかし、補正予算のどこを停止するかについては、国民に予め約束したものではありませんから、今回、どの予算を執行停止したのか、何故そうしたのかについては、政府から詳細に説明がなされるべきだと思います。
何故、こんなことを書くかというと、子育て手当や高速道路無料化を実現するための法案の提出について、政府が、10月末から開かれる臨時国会ではなく、来年の通常国会まで先送りすると決定したと報道されているからです。
そうなると、今回執行が停止された2兆5000億分の予算(いずれは3兆円に上積みされるのだと思いますが)は、来年の夏頃まで凍結されたままになります。
他方で、景気は恐らく、年末から年始にかけて、正念場を迎えます。亀井大臣が提唱するモラトリアム法案の影響もあって、民間資金の動きは鈍くなっていますし、海外からの資金流入も細っています。加えて、今回の2兆5000億円分を含めた公的資金も来年夏頃まで出ていかないとなると、景気の下支えは大丈夫かなと、感じます。
その意味でも、補正予算の執行停止はいとしても、やはり早急に成長戦略を民主党に示していただきたいと思います。
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策