自由民主党・衆議院議員
木原誠二

本日、河野太郎さんから、自民党の無駄撲滅プロジェクトチームの招集がかかり、久しぶりに自民党本部に行ってきました。事業仕分けは、我々が本家本元。ただ、河野さんの言葉を借りれば、我々は「非正規軍」です。

それでも、本家本元として、来年度の概算要求について無駄がないか検証しようということで、今日は、厚生労働省、国土交通省の概算要求についてヒアリングを実施しました。

　久しぶりの党本部、議員もまばらで少々寂しかったですね。概算要求の検証については、来週以降も続けますので、もう少し実態が見えたところで、検証結果を報告したいと思います。

　ところで、民主党政権、どうなっているのでしょうか。

　特に、景気対策。麻生政権が策定し、実施していた景気対策を財源確保のために執行凍結・停止したのはいったい何だったのでしょうか。

　あの凍結・停止で民間への公的資金の流れは遮断されました。これから景気対策を策定しても、成立するのは来年１月末か２月初旬です。そこから実際に契約行為などが行われて資金が出ていくのは早くて４月でしょう。年末年始にかけて景気が悪化していくのは、誰の目にも明らかであったのに、既に実施に移されている景気対策をわざわざ凍結して、半年も資金の流れを止めたのは、正に自殺行為だったと言えます。

　その上、景気対策の策定をめぐって、ドタバタと決定が遅れる始末です。

　これで、鳩山政権が作る景気対策が、麻生政権が作った景気対策とあまり変わらないものになったりしたら、それこそ、私は大問題だと思います。既に、エコポイントの増額や公共事業の前倒し執行などが言われているようですが、こんな内容なら、何故「凍結」したのか、ということになります。

　しっかりと目を凝らしていきたいと思います。