2010.01.16
鳩山総理が、小沢幹事長が検察と対峙することについて、「どうぞ闘ってください」と発言したそうです。 これは、重大な発言ですね。
鳩山総理は、行政組織の長です。政治からの独立が個々の検察官には担保されているとはいえ、検察官同一体の原則から検察も法務省の外局として、法務大臣、最終的には総理の指揮下にあります。
鳩山総理の「どうぞ闘ってください」という発言は、民主党の党首としてならば問題ないかもしれませんが、行政の最終責任者としての立場からは大変問題です。
本当に、鳩山総理が「どうぞ闘ってください」と思うなら、つまり小沢幹事長は潔白で検察が間違っていると思うのであれば、総理として、内閣として、法務大臣に指揮権を発動させるべきです。
それだけの覚悟と確信を持っての発言とは思えません。
だとすれば、鳩山総理という方には、行政府の長である自覚が乏しすぎるのではないでしょうか。
過去のブログ
木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策