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2010.05.13

白樺ガス田開発

日中での共同開発が合意されている東シナ海の白樺ガス田について、日本側の出資比率を5割以下にすることで協議が進んでいる、との報道があります。

白樺ガス田は日中の境界線近くにあり、中国側の掘削施設そのものは境界線の中国側にあるのですが、ガス田の地下構造は境界線を越えて日本側にも及んでいるため、我が国の資源権益を侵すということで、自民党政権下で共同開発の合意がなされたものです。

そして、

自民党政権下では55の対等の比率で交渉が進められていましたが、民主党政権下で日本側の譲歩がはかられる見込みのようです。


しかし、そもそも日本海では、中国も韓国も日本の国境線や主権を認めない対応をとっている地域があります。今後ますます海洋資源が重要になるなかで、四方を海に囲まれる我が国にとっては、境界線近隣の資源開発は極めて重要になってきます。

一つの理念なき譲歩が日本の国益を損なう可能性があることを危惧せざるを得ません。

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