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2010.05.18

口蹄疫問題

宮崎が口蹄疫で大変なことになっています。
このことについて、これまでブログではあまり書かないようにしてきました。というのも、この種の問題で一番困ることは風説、風評だからです。
しかし、ここまで政府の対応がいい加減だと一言書かざるを得ないように思います。
宮崎での発生から既に2カ月近く、ようやく政府が対策本部を立ち上げるそうです。
もう既に8万頭を超える大量の数の殺処分が行われ、経済的損失も生じているにもかかわらず、余りに危機感が足りなさすぎるのではないでしょうか。
私は、英国在住時の2001年に英国で口蹄疫が発生したのに遭遇しました。それはそれは大変なことだったことを思い出しています。何しろ、いったん決められた議会の総選挙まで1か月延期されましたし、ヒースロー空港やフランスとつながるユーロスターの駅などでは、口蹄疫が空気感染することもあり、私達一般人も靴裏の消毒をしたものです。同時に、家畜の移動制限、ワクチン接種、そして経済的損失の補償といった措置が取られていました。
ところが、今回の政府の対応は・・・。あまりに遅すぎますし、具体策・中味がありません。何よりも怒りを感じるのは、発生が明らかになったにもかかわらず、農水大臣が外遊を優先したこと。
はっきり言います。英国でこんな対応をしていたら、間違いなく辞任、更迭です。何をやっているのやら。
鳩山政権、「生命が大切」、「生命を守りたい」と言っていたのではないですか?
口だけですか?

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