2010.05.23
本日、鳩山総理が沖縄訪問。そして、「辺野古」への回帰を通告。
どうなっているんでしょうか。この8カ月はいったい何だったのでしょうか。
北朝鮮による魚雷攻撃があったから・・・、東アジアはやっぱり危険だから・・・、そんなことは、ずっと前から分かっていたこと。
こんなことが許されていいんでしょうか。
自民党時代には、「県外、国外」という話すらできなかった・・・、だから自民党よりはましじゃないか、あるコメンテーターが、そんな発言を先ほどテレビ番組でしていましたた。
何をおっしゃっているのか。日本人だったら誰だって、出来れば県外、国外に、と思うのは当たり前のこと。それでも、東アジアの安全保障の状況、日本の憲法上の制約、沖縄が占める重要な地理的地位・・・、その現実の前に、涙をのんで、「県外、国外」という言葉を飲み込んできたはずです。どんなに批判を受けようとも、厳しい現実の前に、ひたすら頭を下げ続けてきたのではないでしょうか。
それを、後先考えず、現実を全く考えず、「県外、国外」という言葉をいとも簡単に発した鳩山総理。そして、その発言は、公約ではないと開き直る鳩山総理。申し訳ないが、私は総理はもちろん、政治家としての資格もないと思います。
そして、赤松農水大臣・・・。やはりお辞めになるべきです。農水大臣は、口蹄疫が発生した後も外遊したことについて、責任はないとおっしゃっています。
確かに、日本にいなくても指示は出せるし、日本にいたからといって、どうにもならなかったかもしれません。
しかし、そんなことを言ってしまったら、大臣なんていらないじゃないですか・・・・。大臣にはいかなる問題についても結果責任がはあるから、日本の高校生を載せた船が米国の潜水艦と衝突して沈没した際ゴルフを続けていた森元総理は退陣したし、阪神淡路大震災の際に対応が遅れたとして小沢潔大臣も辞職したのです。当たり前のことです。
そして、そのことについて、少なくとも自民党時代は、党内からも、「辞職すべきだ」という声が多数ありました。
しかも、赤松大臣にはもう一言申し上げなければなりません。あなたの場合は、自民党の議員から国会で、外遊に出かける前に「口蹄疫が発生しています。外遊を中止すべきではないですか?」と進言、質問されているのです。それを振り切って、わざわざ外遊した・・・。この事実は重いと思います。
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策