2010.06.27
カナダ・トロントで開催中のG8サミットに出席している菅総理は、消費税引上げについて言及しなかったそうです。
どうなっているのか?国際公約になるのを避けたという見方があるようですが、またまた民主党お得意のダブルスタンダードでしょうか・・・。
そもそも、消費税が問題になるのは、ギリシャ破たん以来、財政危機の国際的波及、国際的伝播が見られるから・・・。日本の財政問題も国際問題化しているのです。本当に財政状態に危機感があるのであれば、G8でこそ、堂々と「消費税を引上げる」と言わなければ、何ら意味がありません。
総理は、その代わりに成長戦略を説明したそうですが、あれ?、でも、増税をしてもそれを賢く使えば経済が成長する、っていうのが、総理の持論、描く姿だったはず。民主党政権では、増税が経済成長の前提になっているのです。
にもかかわらず、消費税引上げをG8で説明しないなんて・・・。
昨年夏の総選挙で、無駄削減で20兆円、米軍基地は国外・県外と散々にウソを並べた民主党ですが、消費税でもウソをつこうということでしょうか?
要するに、信念なき「消費税引上げ」発言だったということです。
自民党が消費税引上げに言及した ⇒ 財源論で参議院選挙が不利にならないよう、抱きつき先方で、こちらも引上げを公約にしよう ⇒ そうすれば、「無駄削減で20兆円の財源」のウソも隠せる ⇒ 発言してみたら、案外国民にうけがよくなく参議院選挙の予想が低迷してる ⇒ ちょっと曖昧にして選挙に有利にしよう!!
信念のなさ、選挙優先が透けて見えます。
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策