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2010.06.28

G7サミット

G7サミットそしてG20が終わりました。

かつて、財務省国際局で、事務方としてG7財務大臣会合、G7サミットに携わったころのことを懐かしく思い出しながら、ニュースを聞きました。

ちょっと思うことを2つ。

何となくマスコミでは、もうG7は不要で、新興国も入ったG20が大切といった論調が目立ちます。しかし、民主主義と自由主義という共通の理念でつながったG7の意義はまだまだあるように思います。G20には、それこそ共産主義の国も入ってきますし、自由主義・市場経済とは程遠い国もあります。民主主義と自由主義という理念を伝播するだけでもG7の意義はあるはずです。

その意味で、わざわざ日本から「G7サミットに中国を呼んではどうか」と提案するのは、筋違いというか、G7の価値を下げる行為のように感じてしまいます。

もうひとつ、マスコミの論調で目立ったのは、菅総理が上手く各国首脳の輪に入れなかったということ。外交下手、外国生活の経験がないからといったことで整理されていましたが・・・、ちょっと違うかな。

私も海外で長く生活しましたし、英国大蔵省で勤務するという経験もさせてもらいましたが、話に加われるかどうかというのは、結局相手が聞きたいと思うような中身があるかで決まってくるのだ、ということを常に痛感させられました。

どんなに下手な英語でも、あるいは通訳を介していても、その人の話にオッと思わせる中身やその人の人柄にエット感じさせるものがあれば、相手は必ず耳を貸し、相手からよってくるものです。

逆に、どんなに英語が上手くても、外交儀礼を知っていても、中身がなければ、誰も寄ってきません。だから、用意された文章やお決まりの言葉しか言わない人は、どの国の人であっても話の輪には加われないのです。国際会議あるいは国際社会で仕事をするってことはそういうことです。あ、もちろん、日本国内だってそうですが・・・。世界にでればもっと痛烈です。何しろ、相手には、こちらに付き合う義理はないんですから・・・。

以上感想2つ。

いずれにしても、まだ中国がG7

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