2010.07.26
横綱・白鵬関の涙、ぐっと伝わってくるものがありました。
日々全力で稽古をし、15日間目いっぱい戦って、賜杯なしの現実・・・。男のプライドというか、命がけで全力投球している男のどこにもぶつけられない悔しさというか・・・。
もし、残念なことがあるとすれば、この涙が日本人力士から出てこなかったこと・・・。でも、ま、日本人であるかどうかは、この際あまり関係ないかもしれません。
とにかく闘う男の美学を感じました。
ほとんどの力士の方は、同じように真面目に努力されているんだと思います。
そもそも今回の問題は、現場の力士というより、江戸時代から、いや相撲が宮中行事と既になっていた奈良・平安の時代から、さらにはもっと前、古の時代から続く相撲の歴史に由来するものなのかもしれないと感じます。
大企業スポンサーが、それぞれ球団やクラブを抱える野球やサッカーのような現代スポーツでなく、部屋という独立組織、家族組織の中で切磋琢磨していく相撲界。チケット販売もそういう地縁、血縁といったなかから捌かれていく、そんな伝統。
現代にふさわしいクリーンな体質になっていく、少なくとも反社会的勢力と決別していくという重大な目的達成に向けて、是非、現場の力士にしわ寄せが行かないよう、さらにさらに知恵を絞ることが必要だと感じた白鵬関の涙でした。
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策