自由民主党・衆議院議員
木原誠二

MENU
ブログ

2010.08.25

代表選&円高

他党の代表選のことではありますが、民主党の代表選のことが気になります。

というのも、あまりに変なことが多いから・・・。

代表選挙があるから、例年8月末までに行われる概算要求を9月に先延ばしする案が浮上しているとか・・・。立法ならいざしらず、この経済状況で、行政・政府の最も重要な使命である予算編成を遅らせるなんて、考えられません。

そして、小沢一郎さん支持のグループが検察審査会に強制起訴された場合についてペーパーをまとめたとか。検察そのもによる起訴よりも審査会による起訴の場合は、無罪の推定が働くとか、強制起訴されても首相としての執務には何ら問題がないとか、そもそも、検察が2回不起訴にしているのだから、検察審査会は強制起訴できないだろう、とか・・・。

何か民主主義国家でなく、中国にでもいるような錯覚が。

さて、円高がまた進行しています。

かつて、2000年代前半の円高時代に財務省の国際局にいた自分としては、やはり政府の対応はいかにも後手後手だなと感じます。

大切なことは、早め早めの対応、メッセージを小まめ出しながら「次は何をしてくるの」と市場に思われること、小まめな対応をしながら最後の大きな対応に向けた準備を進めること・・・。

要するに、共同介入、共同声明などの大きな対応に向けた時間稼ぎを十分に行うこと。

ところが、現政府は、小まめな対応という意味では、全く動いていません。財務大臣や日銀総裁のメッセージも弱いし、日銀の追加緩和も出てこない、首相と日銀総裁が無意味な電話会談をする・・・。

ましてや、その後の大きな対応の準備はもっと出来ていない。この事態ですから、日本からG3G7G20