2010.11.10
公務員による情報漏えいということでいえば、ほんの2年前に、当時の民主党・長妻議員が「失われた年金記録」の問題を取り上げた際、どんな記録が統合されずに残っているか、あるいは統合されずに残っている記録の数などの情報は、社会保険庁の、それも官公労の職員からもたらされていました。
守秘義務違反ではないかといった議論もありましたが、しかし、民主党は公益に資する情報だということを主張し、実際公益に資するものとして特段問題にはなりませんでした。
それが、今回は何故、同じ民主党が問題視するのか・・・。
ちなみに、今回のビデオは、年金記録のように個人情報を含んでいるわけでもなく、海保の捜査手法や警備手法が漏れるなどの危険も乏しく、守秘義務で守らなければならないような「実質的な秘密」事項とも思えません。
そもそも、国家公務員が正式発表前に新聞記者などに情報を流すことは、公然、堂々と行われているのに、今回のみ大きな問題にするのもどうなのかなと思ってしまいます。
もう一度、公務員の守秘義務について、真面目に議論すべきときではないでしょうか。
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策