自由民主党・衆議院議員
木原誠二

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ブログ

2010.12.01

北京で財政赤字を思う

今日は北京にいます、明日は上海。

今回は、共産党青年団(北京)、復旦大学(上海)を訪ねて・・・。

その間に、何人かの日中関係の専門家にも会ってこようと思います。とりわけ、北朝鮮がどうなっていくのか、情報収集してこようと。

そのことは、明日以降ブログに書いていきます。

さて、またまた財政破たん、財政危機がキーワードになり始めています。ギリシャ、アイルランドとくれば、次はスペイン?ポルトガル?・・・・。EUは破綻の連鎖を封じるために様々な対策を講じていますが、市場の不信感は高い用です。

しかし、この問題は、当然のことながら対岸の問題ではありません。




我が国は何しろ900兆円の借金があるのですから・・・。

ところが、この財政問題になると、ある人は「日本は世界から借りていないし、資産もあるから、まだまだ大丈夫」と楽観論、ある人は「税収30兆円超の30倍の900兆円の借金、このままでは明日にでも破綻するから、すぐにでも財政赤字を解消しないと」との悲観論、要するに二元論しかないのです。しかし、私はどちらも極端にすぎると思っています。


右でも左でもない、間をしっかりと歩むことです。900兆円もの巨額の借金ですから放っておくわけにはいきません。しかし、900兆円をゼロにする必要もありません。

要するに、毎度このブログで書いていることですが、借金がこれ以上増えない財務体質に早くもっていくこと、それが求められています。

900兆円もの巨額の社金を全部返済しようと思うと、もう気の遠くなる世界です。しかし、増やさない体質作りということになると・・・、道筋は見えてきます。

平成22年度予算では、借金返済は20兆円、新たな借金は55兆円。この35兆円の差を埋めること。この35兆円を①歳出抑制、②景気回復、③増税の三つを組み合わせて埋め合わせることです。


あ、これから北京での最初の面会に出かけなければなりません。

続きはのちほど・・・。