2010.12.07
臨時国会が12月3日に閉幕しました。小沢一郎喚問も実現せず、法案成立率も50%を割りこむ、正にテイタラク。
それでも国会を閉幕したのは、本当の理由はともかくとしても、表向きは「予算の年内編成を確実にするため」だったはず。
ところが、その肝心な来年度予算編成も大混迷をきたしています。
それもこれも、菅総理の言葉を借りれば、大風呂敷を広げたから・・・。民主党政権の特徴である、「財源なき約束」のオンパレード。
「元気な日本復活特別枠」が当初予定の1兆3000億円に絞り込めず2兆円に膨らんだように、歳出側は膨張傾向一辺倒!! 歳入側は恒久的でない一時的財源の取り崩しばかり。
これって、失業中で収入がない人が、食うに困って日々の生活をまかなうために過去の預金を取り崩しているってことですから、明らかに健全ではありません。
しかも、過去の預金を取り崩しながら、子ども手当のように新しいことやろうっていうんだから、これまた困ったものです。
問題は、その予算膨張圧力が主として民主党、党側から発せられていること。残念です。
本来、政治主導とは、官僚を政治家があごで使うための言葉ではなくて、こういった党の歳出圧力あるいは減税圧力を同じ政治家であって内閣のメンバーになっている政治家が自ら抑えるところで発揮されるべきものです。
かつての自民党税調や自民党部会以上の財政膨張圧力を見ると、「政府与党一元化」という菅総理がイギリスに出かけて学んできたことはどうなってしまったのかと思います。
頑張ってくださいよ、菅さん!!
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策