2011.01.11
三連休中は連日数件の新年会に出席させていただきました。
政治不信極まれり、との印象でした。
何が問題なのか。結局、政治家が過去の言動に責任を持たないことではないかと身にしみて感じます。とりわけ、この三連休中は各地で消防団の出初め式にも参加させていただきましたが、伝統と歴史を継承し、個々の団員の言動を律する消防団の雄姿を見るとそのように感じます。
過去の言動に責任に言動を持たない、その最たる例が、菅首相でしょう。
「政治とカネ」の問題で小沢一郎前幹事長に牙をむいていますが、そもそも、小沢一郎という毒を民主党と自由党の合併という形で民主党に持ち込んだのは、何のことはない、当時の菅代表本人だったわけです。あの時点で、この小沢一郎という政治家が決してお金にクリーンな政治家ではないということは、誰もが知っていたことで、それを何を今さら・・・。
「政治とカネ」の問題にとどまりません。「開国、開国」、「TPP推進」といくら声高に叫んでも、小泉政権時代に規制緩和路線、開国路線に、「弱者保護」といって真っ向から反対を唱えてきたのは、何を隠そう菅総理自身。ところが、無差別・無例外の開国を迫るTPPほど究極の規制緩和はありません。
「消費税」だってそうです。「消費税がなくとも無駄をなくせば財源はいくらでもある」と言ってはばからなかったのが菅総理。
過去の言動に責任を持たないから、政治は全く信頼されず、政策を訴えても何の迫力もない。駅で一生懸命演説する民主党議員も全く同じ、これが悲しい現実。
ただ、自民党だって同様のことが言えます。
今こそ、自分自身も含めて政治家各自が、これまでの言動を振り返って、自問自答するときだと思います。朝令暮改もよし、しかし、「過去にけじめをつけてから暮改すべし」と自戒を込めて感じた三連休でした。
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策