2011.01.12
今朝の朝ズバで「灯油難民」の記事を紹介しています。ガソリンスタンドが急減して、都市部でも冬場の灯油が手に入らない人々が増えているという記事。
そういえば、私も実家にいるときは、よく灯油のストーブで冬を過ごしたものです。何という名前か知らないのですが、灯油をチューチュー吸い上げる赤のスポイルみたいなものを使って灯油を移し、そして赤々と燃える火にてをかざしたものです。
ところが、街中のガソリンスタンドがどんどん減って、灯油の配達もなくなり、厳しい冬を越せない人たちが沢山でていると・・・。
朝ズバではここまでで、本当はもっと掘り下げてほしかったですが・・・。
何故ガソリンスタンドが減っているかというと、ガソリンスタンドがどんどん大手石油卸の系列・傘下に入ってしまい、その中で統廃合が行われるからです。しかも、大手系列は、資金力にものを言わせてポイントカードなどを通じた割引攻勢を仕掛け、系列外の地場ガソリンスタンドは経営が成り立たなくなって店を閉めざるを得ないからです。
ここにも、日本経済の構造変化が見て取れます。そう、大手が潤って、その潤いが中小・零細に及び、最後には個人に及ぶ、という「ダム理論の構造」、これは今は昔。
だから、政府が直接、中小・零細向けに規制や事業発注などを行って、潤いを付与しないといけないということです。
夜遅くまで店が開いていて、人が外に出ている、しかも敷地も広いガソリンスタンドは、避難場所としても、また子ども達の見守りにも重要な役割を担ってきました。
何とかしたいものです。
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策