2011.02.25
昨日、自民党が予算の組み替え動議を提出しました。
自民党が「バラマキ4K」と呼ぶ、高速道路無料化、子ども手当、戸別所得補償、高校無償化に関する予算を停止することや、民主党が全く踏み込めていない公務員人件費削減などで財源を確保して、景気対策や児童手当の拡充などに充てる案になっています。
お恥ずかしい話ですが、現在は議員浪人のサラリーマン生活中でもあり、詳細はしっかり見れていないのですが・・・、いくつか注意を要する点もあるように思います。
例えば、景気対策として公共事業の積み増しが柱になってますが、将来の成長につながる公共事業が中心になっているのか、同時に、公共事業の積み増しが地域の中小・零細企業の仕事としてキチッと配分される仕組みになっているか、しっかり検証しなければならないと思います。
とりわけ後者については、是非、「中小・零細企業購入法」を同時に提出して、中小・零細企業に国の公共事業の一定割合が配分される仕組み作りに正面から取り組んでもらいたいと思います
もう一点、公務員人件費削減です。自民党の予算組替え動議に削減が盛り込まれたことは高く評価すべきですが、ただ「削減します」では、「2割削減」を約束しながら全く反故にされてしまっている民主党のマニフェストと変わらないものになってしまいます。
やはり削減するための仕組み作りも同時に自民党として提案しなければなりません。
それは、①地方出先機関の統廃合、②徹底した地域分権、そして③私が長年主張している「45歳いったん定年制」の導入の三本柱です。ちなみに「45歳いったん定年制」とは、文字通り45歳で全ての公務員にいったん定年してもらったうえで、次の定年60歳まで働き続けるべき人・働く能力のある人、と辞めていただいて新たな仕事に移っていただくべき人、道筋をつけたらいいということです。
いずれにしても、我が党の組替え動議を含めて実りある予算審議を現職の国会議員には望みたいと思います。
過去のブログ
木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策