2011.10.05
久しぶりのブログ更新に対して何人かの方にコメントをいただきました。
お忘れなくお付き合いいただいて、ありがとうございました。
その中で、「朝霞宿舎の凍結はいいことなんだから、いいんじゃないの」というのがありました。
そうなんですね、「凍結」という判断は適切なものでした。もちろん、本当は「中止」がベターだったでしょうが・・・。
ただ、ここはもう一歩よく見ておく必要があるように思います。
朝霞宿舎の建設凍結は、事業仕分けの段階で「凍結」とされ、それを当時の野田財務大臣が昨年末「凍結解除」を行い、そしてこの9月から既に建設が始まっていた。
そして、こんな時期に「建設開始かよ」という声が国会でも幾重にもあがったけれども、僅か数日前まで、野田総理も安住財務大臣も「建設は妥当」として国会で答弁していたのです。ところが、突然の「建設凍結」!!
この判断の変化の裏にあるものは何か。
総理は、大震災があったという状況変化であるとか、国民感情の変化をあげているのですが、それを言うのであれば、僅か数日前の「建設は妥当」との国会答弁はなかったはずです。
要するに、役所から大臣が総理にあがってくる発言要旨が変わったということ、もう少し厳しく言えば、役所が「建設凍結」にゴーサインを出した、ということです。
この政権は完全に役所のコントロール下にあるということです。
ま、「政治主導」、「政治主導」と能力もないのに役人を押さえつけて国をボロボロにした菅政権に比べればよっぽどましですが・・・。
ただ、この世界同時不況下で「増税」、しかもその規模を先に決めてしまうセンス、この役所のセンスだけは政治の力で変更してほしいものです。
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策