2014.04.09
本日午前中、日経ホールにおいて、OECD日本加盟50周年記念シンポジウムに出席し、訪日中のグリア事務総長とともに基調講演をしてきました。
50周年の本年は、我が国が36年ぶりにOECD閣僚理事会の議長国を務めることとなっており、私の基調講演後、安倍総理も駆けつけ挨拶されるという、やや不思議な形でしたが、多くの皆様の出席をいただき、有意義なシンポジウムでありました。
日本がOECDに加盟したのは、1964年、東京オリンピックの年であり、東海道新幹線が開通した年。OECD加盟には、少なくとも3つの意義があったといえます。
第一に、名実ともに日本が先進国として国際社会に復帰したという歴史的意義。
第二に、OECD加盟によって求められた資本移動の自由化によって、日本経済が外に開かれ、構造改革が進んだこと。
第三に、労働、税制、環境などの様々な面で、日本がOECDを通じて国際貢献を開始したこと。
そして、これからの日本の役割として、①OEDE加盟先進国とアジアの橋渡し役としての役目、②「中所得国の罠」と言われるアジア諸国が直面する課題について、中所得国の罠を克服し先進国入りしたOECD諸国の知見・経験を活用すること、が挙げられます。
第一の点については、経済活動に関する国際的なルール、競争条件の公平化などのためには、成長著しいアジアをはじとする新興国との協働が不可欠であります。
また、第二の点については、日本自身が、オイルショック、超円高といった危機をOECDの豊富なデータや他国の成功事例などを活用して乗り越えてきた経験を有しています、
いずれにしても、担当として、しっかり取り組んでまいります。
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木原誠二について
木原 誠二
衆議院議員・自由民主党 第20区支部長
自民党選挙対策委員長
5つの基本政策