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2021.07.19

人に優しい資本主義①:「資本主義+民主主義を守る」

私は、昨年来、「新しい資本主義、人に優しい資本主義を作る」をテーマに政治活動をしています。

 

一言でいえば、大企業や一部の資産家だけが幸せになるような資本主義ではなく、国民全般が幸せになる、人に優しい資本主義です。

資本主義は成長を生み出します。問題は、この成長の果実をどのように分配するかです。適切な分配を実現することで「人に優しい資本主義」、最も困っている、立場の弱い人々も裨益する資本主義を作っていく、一言で言えばそういうことになります。

 

適切な分配が必要と考える問題意識は、大きくいえば三つあります。

具体的には、①社会の一体感、そして民主主義を守る、②経済成長のための「成長」と「分配」の好循環を作る、③社会の多様性へ対応する、の三つです。

 

先ず、第一の社会の一体感、そして民主主義を守るについてです。

資本主義は必然的に富の偏在を生み出します。そのこと自体は自然なことですし、否定する必要もありません。しかし、それが行き過ぎれば、個人の生活の困難さとともに社会の一体感を損なうこととなります。コロナによりこの問題はより顕著になっています。

非正規、女性、一人親世帯、個人事業主、中小企業などがコロナによって集中的に傷つき、ますます富の偏在すなわち格差が広がる傾向が世界中に見られます。米国では民主主義の象徴である連邦議会への乱入事件も起こっています。

他方、コロナウィルスの発生地「中国」はどうか。中国も今や資本主義の国であり、人口の多さも相まって富の偏在、格差はかなりのものがあります。しかし、中国は、権威主義的体制のもとでの国民監視と言論統制によって、欧米諸国のように社会問題化することを力によって押さえ込むことができる状況にあります。我々はどうか、中国と同じことはできませんし、したいとも思いません。

このままでは、「資本主義+民主主義」陣営が「資本主義+権威主義・独裁主義」陣営に敗れ去ってしまいかねません。

民主主義を守り抜くためにも、資本主義を磨き上げる、新しい資本主義が必要です。

これが第一の問題意識です。

 

第二の問題意識は、「成長」と「分配」の好循環による経済成長を目指すことです。

が、これ以降は、明日のブログにて書かせていただきます。

皆様、本日もよい一日を!!

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